昆虫と植物の関係
昆虫と植物は古くから共に進化してきた仲であるため、非常に関係が深いです。
お互いに危害を加えることもありますが、利用もしています。
昆虫は大きく分けて三つの面で植物を利用しています。
1. 食事の場として
食植性の昆虫にとって植物はエサになります。
捕食性、寄生性の昆虫にとっては餌となる食植性の昆虫と接触できる場となり、間接的な食事の場となります。
そして、多く昆虫の成虫は花の蜜をエサとしています。
2. 休息の場として
昆虫はいつでも飛翔していたり、餌を食べていたり、求婚相手を探しているわけではありません。
植物の葉の裏や枝など植物の間や落葉の間に潜って休息します。
活動していないときは、休息の場として植物に潜んでいることが多いです。
3. 生殖・産卵の場として
ようやく生殖相手を見つけ、交尾を行っているときや、卵であれば産み落とされたその瞬間から、多くの外敵に狙われることになります。
そこで多くの子孫を残すためにも外敵から見つかりにくい植物の中や落葉の間などに卵を産みつけます。
それ以外に保温や乾燥を防ぐため、また孵化した幼虫が餌に困らないために餌となる植物に卵を産みつけたりします。
また、産卵中はどうしても外敵に狙われやすい状態になるので、植物を隠れ蓑として利用しています。
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