(当然と言えば当然ですが)ライトトラップ本体にも寿命はあった

ライトトラップ本体の耐用年数

ライトトラップ本体の耐用年数

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粘着式ライトトラップ(捕虫器)に使用されているBLランプの交換は6か月ごとに行っていますか?

 

 

BLランプの昆虫誘引性能は使い始めると同時にどんどんと低下してゆくため、なるべく早期に交換することが望まれ、少なくとも6か月ごとにBLランプを交換するのが良いとされています。

 

一方、一般的なライトトラップの本体における蛍光灯安定器の耐用時間は約4万時間(およそ4年半)で、3万時間を過ぎたあたりから劣化が始まると言われています。
(ただし、現在は様々な種類のライトトラップ(捕虫器)が出回っていまので、正確な耐用時間については購入元やメーカーに直接お尋ねください。)

 

また、蛍光灯安定器だけでなくソケットやリード線などの部品も年数を経るごとに絶縁が劣化し、漏電や短絡といった症状が起きやすくなります。

 

昆虫モニタリング等で製造工場や飲食店などに設置してあるライトトラップは基本的に24時間稼働していますので、発火事故等の防止のためにも5年を目処に交換することが望ましいです。

 

照明器具の耐用年数は使用条件(温度、湿度、電源電圧、点灯時間など)に大きく影響しており、もちろん耐用時間(耐用年数)は目安として提示するものであって決して安全を保証するものではありませんが、危険な事故につながることを考えると、やはりこの目安に従って交換を検討した方が良いでしょう。

 

 


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