防虫防鼠管理・衛生管理初心者の方必見!

LD50(エルディー50)

LD50(エルディー50)

50%致死量(50% lethal dose, 50% lethal dosage)のことで、殺虫剤や殺鼠剤など薬剤の急性毒性を表します。

 

簡単に言うと、ある集団の害虫に処理したとき、その50%を殺すのに必要な薬量のことを指します。

 

実用的な目的からはLD90やLD95を比較することが望ましいのですが、各種薬剤の効力を基礎的な立場から比較する場合は、誤差が少ないことからLD50が用いられることが多いです。

 

LD50の単位は様々です。

 

例えば、イエバエゴキブリ微量滴下法(トピカルアプリケーション)では、1個体あたり(あるいは虫体1gあたり)の薬量をμg(マイクログラム)で表します。

 

また、接触試験では、単位面積(例えば1u)あたりの薬量をmg(ミリグラム)で表します。

 

ネズミの場合は体重kgあたりの薬量mgで表します。

 

LD50値の小さい薬剤の方が効力が強いということになりますし、この値の小さい系統(昆虫やネズミ)の方が抵抗性が発達していない、つまり感受性が高いと言えます。


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