防虫防鼠管理・衛生管理初心者の方必見!

抵抗性(ていこうせい)

抵抗性(ていこうせい)

基本的には生物の薬剤(殺虫剤や殺ダニ剤、殺鼠剤、除草剤など)に対する強さのことで、薬剤抵抗性とも言います。
これと反対の言葉が感受性で、抵抗性が高いということは感受性が低いと言えます。

 

通常、何代も同じ殺虫剤に暴露されていると弱い個体が死に絶え、生き残った強い個体の子孫のみが生まれるため、やがては殺虫剤に強い集団が出来上がります。つまり、淘汰(selection)によって、昆虫の抵抗性は発達するということです。このように強くなった系統を抵抗性系統と呼びます。

 

昆虫を対象とする場合、WHOによる抵抗性の定義は、「殺虫剤への抵抗性とは、ある昆虫の一系統において、普通の集団の大部分に致命的であるべき量の有毒成分に、耐えることのできる能力が発達することをいう」とのことです。

 

近年は、交差抵抗性複合抵抗性などの問題を踏まえたIRM(薬剤抵抗性管理)という概念に基づいた防虫プランを立案することが求められています。


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