ネズミの生態を知って防除に役立てよう!

ドブネズミ

ドブネズミ

 

ドブネズミ(Rattus norvegicus)は、ネズミ亜科クマネズミ属に属する大型のネズミで、英語ではNorway rat、brown rat、common ratなどと呼ばれています。

 

日本を含む世界各地に分布する、寒さに比較的強い種です。

 

成獣の体重は150〜500gで、クマネズミより体がずんぐりしています。
また、尾は太くて短い、目は小さい、耳介は小さく厚ぼったい、という特徴があります。

 

基本的に背中は灰褐色で、お腹は灰色〜黄色がかった白色をしていますが、全身黒色や白色などの変異があります。
手足の甲は白色を呈します。

 

雑食性で、人間の食料や残飯、昆虫などの節足動物、海浜動物、ナメクジ、ミミズ、雑草、野生の動植物など、様々なものを採食します。
渇きに弱いため、水辺や地下、下水道などの湿った場所を好みます。
通常は土の中に穴を掘って巣を作りますが、建物内や下水道の排水枡の中などに巣材を集めて巣を作ることもあります。
その際、食物や毒餌を巣穴や物陰に蓄えることがあります。

 

登攀力はクマネズミほど優れていませんが、太さ3〜4cmほどの鉄パイプを上下することができます。
また、太さ1cmほどのコードを渡ることもできるようです。
泳ぎが得意で潜水することもできます。

 

1腹産仔数は8〜9頭です。

 

生け捕り罠などにかかった個体が鳴くことがありますが、ラットボードにかかった場合も鳴き続けることがあります。


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