クマネズミ
クマネズミ(Rattus rattus)は、ネズミ亜科クマネズミ属のネズミで、英語ではroof rat、black rat、ship ratなどと呼ばれています。
日本を含む世界各地に分布し、主に家屋内に生息します。
屋外でも活動することがあり、熱帯や亜熱帯では屋内外に生息しています。
体サイズはドブネズミより小さいですが、耳は比較的大きく、前に折り返すと目を覆います。
体色の変異が著しい種ですが、基本的に背中は黒色から灰褐色で、お腹は黄褐色をしています。
手足の甲は背中と同じ暗色を呈します。
食性は、雑食性ですが、植物質をより好みます。
敏捷で登攀力が優れていますので、立体的な動きを得意とします。
1腹産仔数は5〜7頭です。
北京原人はクマネズミを焼いて食べていたそうです。
遺跡からクマネズミの下顎の骨が多数見つかったことからそのように推測されているようです。