昆虫の生態を知って防除に役立てよう!

ヌカカ

ヌカカ

 

ハエ目ヌカカ科の昆虫で、日本では約40種が確認されており、そのうちの15種程が人を襲うことが知られています。
吸血するのは蚊と同様に雌のみで、毛髪や袖の中にまで潜り込んで吸血します。

 

成虫は一般に黄褐色ないし褐色、体長は0.6〜2.0mm内外と非常に小さく、蚊帳や網戸の目さえくぐり抜けます。
光にもよく誘引されるため、ライトトラップにも多数捕獲されることがあります。
捕虫紙に付着したヌカカの雌は、口吻を持ち、うっすらと毛の生えた透明な翅が斑紋で水玉模様に見えるのが特徴です。
ヌカカの雄はユスリカの雄を小型にしたような感じです。

 

卵は水辺の石や草に卵塊として産卵され、幼虫は湿地や池、沼、水田、緩流、海岸などの泥土中に生息しています。
これらを駆除するために発生源に殺虫剤を散布する方法がありますが、幼虫が深く潜っている点や、処理面積が広いことなどもあり、実用化には至っていません。
従って、発生源対策により幼虫を駆除するよりは、侵入防止により成虫の飛来を抑えることが重要なポイントとなります。

 

ライトトラップによる早期補殺は有効な手段の一つです。
ライトトラップの種類ですが、工場等では確実にキャッチするために捕虫紙(粘着テープ)で捕獲するタイプのものが推奨されますが、畜舎や鶏舎で使用するのであればファン式のものも簡便で良いでしょう。

 

ヌカカによる製品への異物混入事例はそれほど多くはありませんが、成虫が多数飛来し、製造や充填、梱包などの重要管理エリア内にまで侵入した場合は製品に迷入する可能性があります。

 

また、ヌカカ成虫は、昼間活動性で、雌は朝夕の低照度時に盛んに吸血活動を行います。ヌカカが多数侵入する工場では、そこで働く従業員が吸血の被害に遭う可能性がありますので、その点も考慮する必要があります。

ヌカカ対策


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