パーティクルカウンター
パーティクルカウンター（微粒子測定器）とは空気中や液体中の微粒子を測定する機器の名称です。
各種製造工場では、室内の空気洗浄度を測定するために用いられます。
原理は少々難解なのですが、ポンプによって試料空気を吸引し、光源による照射領域を通過させ、個々の粒子によって散乱した光を光電変換素子でパルス状の電気信号に変換します。
さらにこの信号をいくつかの粒径区分に仕分け、一定体積の試料を測定後、その数値を集計して粒径分布、個数濃度を知ることができます。
主にクリーンルーム、クリーンベンチ、ドラフトチャンバー、クリーンブースなどといったクリーンな空間の清浄度試験、各種フィルターの効率テスト、装置・パーツの発塵テストなどに使用します。
食品製造分野では、主に清潔作業区域の現状やトレンドを把握するために、医薬品製造分野では清浄度監視とそのデータを保存するために導入が進んでいます。
また、病院や手術室では院内感染の防止対策に、半導体・液晶産業では機器や人体からの発塵度チェックに用いられていますが、この他にもあらゆる業界で幅広く使用されています。
パーティクルカウンターには、気中パーティクルカウンター、液中パーティクルカウンター、油中パーティクルカウンター、高圧ガス用パーティクルカウンター、真空プロセス用パーティクルカウンターなどがあります。
