昆虫の生態を知って防除に役立てよう!

シロガネコバエ(クロコバエ)

シロガネコバエ(クロコバエ)

異物混入,防虫管理,内部発生昆虫,生態,防除

 

シロガネコバエ(クロコバエ)は、ハエ目シロガネコバエ(クロコバエ)科に属するコバエの総称です。
小型で、全体的に黒っぽい色をしていますが、稀に腹部に銀色の光沢を持つ種もいます。
翅の前縁脈は2か所で切れています。頭部にM字の模様がある種もおり、比較的わかり易いです。脚が黄色いものもいます。

 

日本産クロコバエ属の幼虫は腐食性、あるいは糞食性で、動植物性腐敗物や堆肥、糞などから発生します。
成虫は、畜舎の周囲の木の幹や塀のそばなどで群飛していることが多いですが、人間の生活環境でも普通にみられ、一般家屋や病院、レストランなどにもよく侵入します。また、食品工場の建物内外で大発生し問題となることがあります。実際に食品工場の野菜カット室や雨樋に堆積し腐敗した落ち葉から大量に発生した事例が知られています。その際にフンコバエやショウジョウバエなどと誤同定されやすいので、その点でも注意が必要です。

 

シロガネコバエ(クロコバエ)の仲間では、ナミクロコバエやヤマトクロコバエなどがよく問題となります。


クロコバエ対策


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