マメゾウムシ
マメゾウムシはコウチュウ目マメゾウムシ科に属する甲虫の総称です。
一般的にマメゾウムシ成虫はそれほど大きくなく、体長は2〜3mmで、体色には変化がありますが基本的に赤褐色です。
マメゾウムシの幼虫は豆(植物の種子)を食べて成長するため、一部の種類は世界中で豆の害虫となっています。これがマメゾウムシという名前はここから来ています。
日本では、貯蔵小豆の大害虫であるアズキゾウムシ(アズキマメゾウムシ)や小豆、ササゲなどを食害するヨツモンマメゾウムシ、インゲンやソラマメを加害するエンドウマメゾウムシやソラマメゾウムシなどがよく知られています。
マメゾウムシには野外性で畑などで収穫前の豆を食害する種類と、穀物貯蔵庫や倉庫などに保管された豆を食べ、屋内で発生を繰り返すことのできる種類があり、前者は農業害虫、後者は貯穀害虫として問題となっています。前者は一過性の場合が多いのですが、後者は屋内で年に複数回発生することができるため経済的な被害はより深刻です。
成虫は他の貯穀害虫に比べると、よく飛びます。
マメゾウムシの一種です。