ネズミの生態を知って防除に役立てよう!

ハツカネズミ

ハツカネズミ

 

 

ハツカネズミ(Mus musculus)は、ネズミ亜科ハツカネズミ属に属する小型のネズミで、英語ではhouse mouseと呼ばれています。

 

世界中に分布しており、渇きに強いネズミです。

 

成獣の頭胴長は58〜92mm、尾長は48〜74mm、頭胴長に対する尾率は60〜100%、体重は10〜20g程度です。
基本的に背面は赤みのない茶色で、腹面は灰白色です。

 

雑食性で、種子、穀類、雑草などを好んで食べますが、昆虫なども採食します。
屋外に餌が豊富な季節には耕作地や河川敷などの草むらに生息することがあります。
新しいものへの警戒心(忌新性)を持たず、採餌場所や生息場所を頻繁に変えるなど気まぐれな行動を取ります。

 

体が小さい、警戒心が弱い、渇きに強いなどの性質のため、コンテナなどの荷物に潜んだまま遠距離を移動し、世界の広い範囲に分布域を拡大しています。

 

クマネズミドブネズミに比べると、腎機能が発達しているため渇きに異常に強く、飲み水なしで1年間生き続けたという記録があります。
しかし、水を与えると良く飲みます。授乳中は特によく飲みます。

 

荷物の隙間や床下に掘られた坑道などに営巣します。


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