ネズミによる事故を防ぐ

3種家ネズミの形態的特徴

3種家ネズミの形態的特徴

防鼠管理,家ネズミ,形態

 

日本に分布する家住性ネズミ(家鼠家ネズミ)はクマネズミドブネズミハツカネズミの3種です。

 

この3種家ネズミの形態的な違いを理解しておくことは防鼠管理を行う上で非常に重要です。
3種の体長および体重を比較すると下表のようになります。

 

和名

体長(mm)

体重(g)

クマネズミ

145〜200

100〜200

ドブネズミ

185~260

140~550

ハツカネズミ

55~100

10~20

 

英語ではドブネズミとクマネズミはラット(rat)、ハツカネズミはマウス(mouse)と区別しています。

 

この3種で紛らわしいのは、ドブネズミ幼獣とクマネズミの幼獣とハツカネズミ成獣です。
これらを区別するのは経験が必要ですが、ドブネズミとクマネズミの幼獣は頭部と足が大きいのに対して、ハツカネズミは頭部と足が小さい、という特徴があります。

 

いっぽう、ドブネズミとクマネズミもよく混同されるのですが、この二者の違いをまとめると、下表のようになります。

 

和名

尾(尾率)

ドブネズミ

重くて太い

小さい

鈍い(団子鼻)

小さい

体長より短い

(100%以下)

クマネズミ

軽くて細い

大きい

鋭い(とんがっている)

大きい

体長より長い

(100%以上)

 



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