防虫防鼠管理・衛生管理初心者の方必見!

ネオニコチノイド系殺虫剤(ネオニコチノイドけいさっちゅうざい)

ネオニコチノイド系殺虫剤(ネオニコチノイドけいさっちゅうざい)

ネオニコチノイド(neonicotinoid)は、比較的新しい殺虫剤の一種で、ニコチン様物質を意味します。ネオニコチノイドは、しばしばネオニコと略されます。

 

有毒物質であるニコチンを基に、人畜への毒性を低下させたものがネオニコチノイド系殺虫剤です。昆虫の神経伝達を阻害することで昆虫を死に至らしめます。

 

昆虫に対する選択毒性が強く、且つ適用できる昆虫の種類が広いという特徴がある一方で、持続性があるため環境で分解されにくく、残効性にも優れています。
ただし、その残効性の高さと、水溶性で植物等にも吸収されやすいことから、近年、直接的および間接的な生態系への影響が懸念されています。

 

ネオニコチノイド系殺虫剤の代表的な有効成分としては、イミダクロプリド、チアメトキサム、ジノテフラン、クロチアニジンなどがあります。

 

忌避性がなく、残効性や水溶性に優れているため、これらはやや遅効性のシロアリ用やアリ用、ゴキブリ用などの製剤に使用されています。


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