防虫防鼠管理・衛生管理初心者の方必見!

防虫剤(ぼうちゅうざい)

防虫剤(ぼうちゅうざい)

防虫剤は害虫を忌避するために用いられる薬剤で、大きく衣類用と人体用、食品用に分けることができます。

 

衣類に付くカツオブシムシやイガなどに対して忌避的に働き、これらの食害を防ぐ目的を持つ防虫剤には、昔からなじみのある樟脳やナフタリン(ナフタレン)、パラジクロロベンゼンがあります。

 

これらは昇華性の薬剤で、常温で固型の薬剤からガスが放出されるのですが、害虫はこのガスを嫌って逃げます。
近年は臭わない防虫剤としてピレスロイド系のものもあります。

 

一方、人や家畜の体表や着衣に処理して、吸血昆虫の接近や刺咬を防いだり、屋内などに処理してハエや蚊、ゴキブリなどの接近・侵入を防いだりする薬剤を忌避剤(repellent)と呼びます。
有効成分はディートが多いです。
エアゾール式やジェル式になっていることが多く、使用方法は非常に簡便です。

 

食品用防虫剤としては、穀類(特に米穀)をコクゾウムシなどの害虫から守るための米びつ用防虫剤が市販されています。
米びつの蓋や壁に設置する、吊り下げる、中に入れる、などの使用方法があります。
有効成分としては唐辛子やワサビなどの植物由来成分を用いています。
害虫だけではなくカビの発生も抑える効果があるようです。

 

他に空間用防虫剤が各家庭用殺虫剤メーカーから販売されているが、どれ程の効果が見込めるかはよくわかっていません。


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