スンプ法（スンプほう）
スンプ法とは、物体の表面観察法の一つで、鈴木式万能顕微鏡印画法（Suzuki's Universal Micro Printing）の頭文字からその名前が付いています。
この方法を使うと、切片にしにくい微細な物体（織物、葉の表面組織、獣毛、鱗片など）を簡単にプレパラートにすることができます。
異物分析を行う際、毛髪や獣毛などの毛小皮観察にスンプ法が用いられています。
スンプ法による毛小皮観察は下記の通りです。
1. スンプ板の上に検体（毛）を置く
2. 検体（毛）の上にスンプ液を塗る
3. スンプ液が乾燥したら、検体（毛）を剥がす
4. 検体（毛）を取り除いたスンプ板を裏返して、顕微鏡で観察する
